人間の強さと弱さについて

今日の富士山ゴーゴーFM『ソフィア姉さんのお悩み相談室』のテーマは☆本当の強さについて☆でした!

 

もうだいぶ前に『聖者の行進』と言うドラマがあって(脚本 野島伸司)実話を元にドラマ化された。

そのドラマのあらすじは、

知的障害者を雇う地元の名士と言われる工場の社長が実は陰で虐待を繰り返して知的障害者の人達を奴隷のように扱っていた。

それに気づいた音楽教師のもも先生(酒井法子)がそれを告発しようと決意。

その時に雇われたのが宇野弁護士(いかりや長介)

その事実を証明するために知的障害者の親を集めて説明会を開催したが当日誰も来なかった。

その親達はみんな知的障害者の子供の面倒を看る事に疲れ重荷になっていたので、例え自分の子供が虐待を受けていると知っても告発したくなかった。

その為工場の社長を相手に戦う勇気のある親は一人もいなかった。

誰もいない説明会場でもも先生は親達の本心を知って絶望感でいっぱいで挫けそうになる。

「どんな事実もくじけない位にもっと強くなりたいですね」と言うもも先生。

その時に、

《強くなる事はないです。

弱い自分に苦しむことが大事なことなんです。

人間はもともと弱い生き物なんです。

それなのに心の苦しみから逃れようとして強くなろうとする。

強くなると言う事は鈍くなるということなんです。

痛みに鈍感になると言うことなんです。

自分の痛みに鈍感になると人の痛みにも鈍感になる。

自分が強いと錯覚した人間は他人を攻撃する。

痛みに鈍感になり優しさを失う。

いいんですよ。

弱いまんまで…。

自分の弱さと向き合い、それを大事になさい。

人間は弱いままでいいんですよ。

いつまでも…

弱いものが手を取り合い、生きていく社会こそが素晴らしい。》

と言う宇野弁護士の言葉を聞いたもも先生は再び最後まで諦めずに戦う決心をする。

この宇野弁護士の弱いままでいいんですよ。と言う言葉の意味は

弱いからと言って嫌なことから逃げる事ではなく、 

弱い自分を認めながらそれでも諦めずに前に向かって進んでいく『勇気』を教えてくれている。

私も当時、地獄のような修羅場の毎日で苦しみの中でもがいていたけれど、この宇野弁護士の言葉に涙した時の事を思い出していた。

『本当の強さ』=『愛』なんだと思う。

守るべき何かの為、愛する人の為なら人は頑張れる。

どんなに嫌なこと苦しいことがあっても耐えられる。

そして人生の目的や成し遂げたい何かがあれば人は苦しみも乗り越えて行ける。

今の自分の苦しみの先にあるゴールがわかればそれは苦しみではなく幸せに続いていく為の貴重なプロセスになる。

『本当の愛に目覚めた時に人は本当の強さを知る!』

今日のソフィア姐さんの名言でした!👩🏻💖✨