☆動物達の愛。それはただ、私達の幸せを願う無償の愛。
もう、10年以上前になると思う。
Sさんと言う方が私の所に相談に来られた。
Sさんは動物が好きでパートで動物病院のお手伝いをしているとても優しい人で、何回か私の所に他の事でも遊びに来ていた。
ある時、Sさんが「ソフィアさんは動物の事もリーディング(透視)できますか?」と言うので
「特に動物に繋がってリーディングをした事はないけど、多分できると思うよ。」と私はすぐ返事をした。
Sさんは7~8年前に犬と猫を飼っていたけど、家の事情(家族の看病や経済的な理由)で飼えなくなって泣く泣くその犬と猫を手放してしまった。
とても可愛がっていたので保健所に連れて行く事だけは絶対にできずに、家から1時間位する山の中に2匹を置いてきてしまったらしい。
それから何年経っても、可愛がっていた二匹の事が気になって、ずっと心を痛めていた。
Sさん、「どんな事情があっても、他にも何か方法があったかもしれない。
もう生きているはずがないけど、きっと私の事を恨んでいると思う。
山の中で食べ物もないのに置いてきちゃって、その後どうやって生きていたのか? そう思うと辛くて自分を責めてばかりいるんです。」そう言って今までの気持ちを全部吐き出すように号泣した。
私は静かに目を閉じて、トランスに入った。
すると、かなり長い石段が見えた。
上の方には鳥居があった。
それは結構急な石段で100段位はあって、とても古い感じに見えた。
その石段の下の方に白に茶色のブチがある犬と白と辛子色の虎模様の猫が二匹で仲良く戯れて階段を上っている姿が見えた。
(あ、Sさんのワンちゃんと猫ちゃんだ!)
私は ただ、静かにその様子を見ていた。
そして、心の中でその二匹に(Sさんはあなた達の事をとても好きだったけど、事情があって山に置き去りにしちゃった事を本当に後悔してるの。Sさんを許してあげてね。)
と聴いてみた。
すると、(何も恨んでないよ。あれはそうするしかなかったんだよ。
僕達は幸せだった。一緒にいる間は本当に優しくしてもらったから。
僕達は 今でも ここでいつも一緒に遊んでる。今もSさんの側にいるんだよ。Sさんにいつまでも元気でいて欲しい。そして、ありがとうって伝えて。)とメッセージが。
私はそのワンちゃんと猫ちゃんが両方とも雄だという事も、色や種類も大きさも何も聞いてなかったので、
「神社が見えて長くて古い石段に白に茶色のブチの犬と白と辛子色の虎模様の猫が戯れて遊んでいるよ。両方とも雄みたい。」と言うと、
Sさん「その場所は 私の家の近くの神社でそこにいつも二匹で仲良く遊んでました。色もその通りの色で、二匹共雄でした…。」💧💧
そして、私が「恨んでいるどころか、ありがとうってSさんに感謝してるよ。」とインスピレーションで感じた言葉を伝えると、
Sさんはその場に泣き崩れて、ずっと泣いていた。😭
私もその時 動物に対してリーディングをしたのは初めてだったけど、Sさんが家に来た時から もうその二匹のエネルギーが来ていたようだ。
きっと、そのワンちゃんと猫ちゃんも自分達の気持ちをSさんに伝えたくて ずっと機会を待っていたのかもしれない。
Sさんは、帰る時には笑顔で「私はこれからもっと、幸せになります。あの子達が一緒にいてくれているのがわかったから。
これで前に進んで行けます。ありがとうございました。」そう言って本当にスッキリした表情で帰って行った。
どんな辛い状況になったとしても、動物と言うのは 愛してくれた人に対していつまでも無償の愛をもっていつも側にいようとしてくれるのだと言う事を私とSさんに教えてくれた。
私自身、過去に何処に行くにもいつも一緒で子供のようにずっと可愛がっていたヒマラヤンのミーコと言う猫をどうしても買えない事情になって、仕方なくミーコを買った時のペットショップに引き取ってもらった事があった。
ミーコは生まれて3ヶ月の時から私と一緒にいた。
とても賢くて人間の言葉がわかるような不思議な猫だった。
私の話を聴く時はちゃんと顔を見て頷くように聴いて、ボールを投げれば持ってくるし、お風呂も嫌がらずに気持ちよさそうに入り、一緒にベッドで寝て、買い物の時は籠に入って大人しくしていた。
私の大切な大切な友達だった。
別れる時のミーコの悲しそうな顔と鳴き声が私の心にずっと残っていた。😢
何日も泣いて謝り続けたけれど、思い出すと悲しくなって自分を責めてばかりだった。
あんまり辛いので写真も全部捨ててしまった…。💧💧
何年か経ったある日(ミーコがこの世にいるはずがなかった時期)いつものようにお祈りをしていたら 何もない天井からミーコの毛が1本私の目の前に落ちてきた。
間違いなくミーコの毛だった。
ミーコの匂いもした。
(もう、泣かないで。私は大丈夫だから。 今もあなたの側にいるよ。)とミーコのエネルギーを近くに感じた。
私は、(ごめんね。ごめんね。本当にごめん。最期まで一緒にいてやれなくて本当にごめん…。)と心で叫びながら泣いていた。💧💧
すると、又上からミーコの毛が1本落ちてきて、(いつも一緒にいるから、大丈夫!)と。
ミーコの匂いもずっとしていた。
(私に側にいる事を何とかわからせようとしてくれた。)
その時、私は長い間のミーコに対する自責の念から やっと自分を解放する事ができた。
猫も犬も他の動物達も、みんな ひたすら 私達が幸せになる事を望んでいる。
私達が悲しみで暗い人生を生きる事を 動物達は望んでいない。
私達が辛い時、悲しい時、淋しい時、私達をただ、ただ…無条件に愛し、癒し支えてくれる。
人間のような自分勝手なエゴがない。
愛してくれた人達のことを 彼らは決して忘れない。
私達の元に縁があって来てくれた動物達の幸せと感謝を込めて。
(ミーコの写真はないけど、こんな感じでした!)