自分の価値は自分で決める!

昔はよく不良少女達と色々話をした。

親に虐待されていた子供達。

虐待にも色々ある。

殴る蹴るの暴力。

食事を与えない、掃除もしない、何もしない親。
一日中ガミガミ、グズグズ「お前なんていなければいいのに!」「生まれて来なければ良かったのに!」「なんでそんなに馬鹿でグズなの!」と文句を言い続ける親。
母親の彼氏から性的虐待を受けて誰にも言えずに我慢していた子供。

学校でもイジメられたり、

先生にも見捨てられたり、

何処にも居場所がない子供達。
誰でもいい、誰かに自分の事をわかって欲しい。

それだけなんだよね。
「私が生きていても誰も喜ばない。
私は生きてていいの?』と私に聞いたA子。
「お前なんか生きている価値がない!」と親に言われて

「私は生きている価値がないんだって…」と私に泣きながら叫んでいたT子。

「生きている価値がない人間なんて何処にもいないんだよ!
生きている価値があるかどうかなんて、人が決めるんじゃない。
自分で決めるんだよ!」

 

そう言いながら一緒に泣いていた私💧
自分の子供の頃の事、私も一人ぼっちだった事、色々話し合った。
(中三(15才)の時の私も、こんなだった💦)

 

 

 
更生したら、こんなに変身! 18才(笑)
(化粧が 昭和だ〜😅)

 

 

そして、「自分が誰かに優しくしてもらう事をちょっとだけ忘れて、何でもいいから、どんな事でもいいから誰かに優しくして、自分がして欲しい事を人にしてきて!」と数人の少女達に宿題を出した。

数日して、

「隣のお婆ちゃんが荷物が重たそうでヨロヨロしてたから持ってあげたら、凄く嬉しがって喜んでくれた!」と話すS子。

 

「家の掃除をちょっとしたら、いつもガミガミ言ってたババア(母親)がビックリしてた。でもその日は初めて文句を言われなかった。」とN子。
「駅の近くにゴミや缶からが落ちてたから拾ってゴミ箱に捨てていたら、オマワリに「今日は良い事してどうしたんだ?」って聞かれたけど、帰り際に「偉かったな!」って缶ジュースもらった!」って喜んでたH子。
まだまだ色々あったけど、みんな(自分でも誰かの役に立った!)(喜んでもらった!)と本当に嬉しそうだった。
イキがったり、悪がったりしても、心の中は純粋で綺麗なままなんだよね。
「自分がして欲しい事を人に求めないで、まず自分から先にやりなよ!」と言い続けた。

 

それは私自身が小さい頃から自分に言い聞かせていた言葉だった。

 

人に色々求めるとガッカリする事が多い。
でも、自分がしたくてするなら誰かを恨む事もないし、自分の心があったかくなるだけだ。
「人に感謝してもらいたくてやったらダメ!

 

やってやったのに!って思うならやらない方がいい。」
最初は文句を言ったり、ふてくされたり、泣き出したり色々あったけど、

最終的にはみんな素直に私の言う事は真剣に聞いてくれた。 
『自分の価値は人が決めるんじゃない!
自分で決めるんだよ!』 

 

今でも、きっと その言葉を覚えてくれているはず!